理学療法士マネジメントについて考える

運動系とマネジメントについて学ぶ理学療法士のブログです

『新年の抱負が達成できないわけ』について考える

理学療法士のmoyanです。

なかなか毎日は更新できないですね。ぼちぼちのペースでやっていきます。

 

先日『未必のマクベス』という小説を読みました。

この本は、初恋小説であり、ミステリー小説であり、ビジネス小説です。

非常に読み応えのある本ですが、文章がスムーズでどんどん読みたくなってしまいます。

作者の早瀬耕さんの今後も期待大です。

 

本日はロルフ・ドペリ氏の新刊、『Think Smart』から、『新年の抱負が達成できないわけ』について考えたいと思います。

意志力を継続するにはエネルギーが必要であり、先延ばしにしないために期限をうまく使う必要があるとの事です。

寝る事、食べる事、遊ぶ事など自分のエネルギーを補充できる方法を知ることが大切になります。

また、目標に対して期限を設けることも非常に重要な要素です。

前十字靭帯術後のスポーツ復帰の患者さんなどは復帰までに長い時間がかかってしまいます。

長期的なスポーツ復帰という目標だけでなく、短期・中期目標を設けることでモチベーションを保つことが可能になると考えられます

お読みいただきありがとうございました。

『問題が設定出来たら解決は容易』について考える

こんばんは、理学療法士のmoyanです。

先日、少し奮発して銚子丸にお寿司を食べに行きました。

一皿100円のお寿司は良く行くのですが(もちろんこちらも美味しいですが)、銚子丸の美味しさには改めて驚きました。

どちらのお店にも良い点があり、消費者はそのメリットを理解した上でお店を検討する事で最適な選択が出来るのだと改めて思いました。

 

さて、本日も『MBA100の基本 グロービズ』から『問題が設定出来たら解決は容易』について考えていきたいと思います。

意味は読んで字のごとく、適切な問題設定が出来れば自ずと解決策は出てくるという意味です。

これはリハビリテーションの現場で、患者さんの問題点を考えるときと同じだと思います。

患者さんの背景を加味した上での、評価し可能性の高い問題点を見つけることで介入方法は明確になります

若手のセラピストは早く介入をしたいがために評価をおろそかにしてしまったり、逆にボトムアップで評価しようとして評価結果がまとまらない、なんて姿をよく見かけます。

また、なんとなく思っていることはあっても既存のテストでうまく評価が出来なかったなんて声もききます。

問題点を既存のテストで明確にできなくても、仮説に基づいた介入の効果判定や運動方向の誘導に伴う症状の変化などで説得力のある問題点の抽出をすることが出来ます

問題点をどのセラピストが聞いても、納得できるものであるのか?肝に銘じて評価・介入を行っていきたいものです

お読みいただきありがとうございました。

『単純にしろこの間抜け!』を考える

こんばんは、理学療法士のmoyanです。

今日はバレーボールの試合に帯同しました。

スポーツには人を感動させる力があることを再認識しました。

スポーツに関わる理学療法士として関わったアスリートが活躍する事は至上の喜びです。

 

さて、本日は『MBA100の基本 グロービズ』から『単純にしろこの間抜け!』について考えていきたいと思います。

元々はアメリカの言葉で”Keep It Simple Stupid!”の日本語訳です。

設計の単純性は成功へのカギであり、不必要な複雑性は避けるべきだということを指します。

増設増設で構造が複雑になった病院のようですね。

スタッフの多い病院ではマニュアルなども多いと思います。

何か問題が起こった時にはついついマニュアルにルールを追加して対応しようとしてしまいます

必要な対策もあると思いますが、ルールを追加するときは慎重に考えないと構造が複雑になり、なし崩し的に守られないルールが増えてしまいます

時にはルールを見返し、本当に必要なものかどうかを考える機会を設けることも大切だと思います。

お読みいただきありがとうございました。

『Whyから始めよ!』について考える

こんばんは、理学療法士のmoyanです。

土曜日はスポーツ復帰を目指している方を担当する事が多いです。

今日もマラソン、サッカー、スキー、エアロビクスなど様々なスポーツへの復帰を目指している方に理学療法を提供しました。

スポーツは異なりますが、スポーツ復帰に必要な患部の良好な状態・基礎的な動きの安定といった部分は共通しています。

スポーツ復帰に向けて特別なことをしなければならないと思ってしまうこともありますが、ぶれずに基礎的な部分の安定から土台を作って段階的にスポーツ特異的な動きにつなげていくように心がけています。

 

さて、今日はサイモン・シネック氏の『WHYから始めよ!インスパイア型リーダーはここが違う!』から『WHYから始めよ』という言葉をピックアップして考えていきたいと思います。

私はTEDでサイモン・シネック氏のプレゼンを見て興味を持ち書籍を買いました。

下記URLから日本語字幕ありで見ることが出来ます。

ご興味ある方は是非ご覧ください。

https://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action

 

書籍・プレゼンの中では組織作りや目的達成のために『WHAT?何をするか』『HOW?どうやってやるか』よりも『WHY?なぜするのか』が大切であることを説明しています。

 

これはリハビリテーション専門職が資料作りや講習会を考える際にも非常に重要な考え方だと思います。

検索環境の改善により、文献の情報はどこでもすぐに大量に手に入ります。

その一方で、情報をまとめたり取捨選択できる能力が無いと冗長でまとまりのない内容になってしまい結局伝えたいことが伝わらないことがあると思います。

資料や講習会で何を伝えたいのか?WHYが明確であることが非常に重要です。

まず何を伝えたいのか骨組みを作ってから(ガチガチに決めすぎると身動きが取れなくなってしまうので大まかで良いと思います)肉付けをしていくイメージで資料を作ると流れが非常にスムーズになります。

 

明日からの資料作りや講習会の一助になれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました。

『人はみたいものだけを見る』

こんばんはmoyanです!

今日は初めて、いきなりステーキに行きました。

いまさら感は否めませんが、ずっと行きたいと思っていたので念願叶ってとても嬉しかったです。

ランチで行ったのですが、お肉が思っていた以上に柔らかくて大変美味しかったです。

経営的には店舗数の減少など逆風が吹いているようですが、美味しいお肉をリーズナブルに食べられるお店なので頑張っていただきたいなと思いました。

 

さて、今日も『MBA100の基本』から抜粋した言葉から考えていきたいと思います。

 

『人はみたいものだけを見る』

ヒトの脳は非常によくできています。

しかし、ヒトは目で見たものをカメラの様に脳内に正確に伝えているわけではありません。

全ての情報を脳に伝えようとすると容量オーバーになってしまうからです。

そのため見たい部分をデフォルメ・抜粋して脳に送って記憶します。

その例として、”銀行強盗が頬に大きなバツ印をつけていたため人質の人はそれ以外の特徴を覚えていなかった”なんて話を聞いたことはありますか?

このようにヒトはみたい部分、見やすい部分ばかり見てしまう習性があります。

 

これと同じように我々の思考過程も見たいものばかり見てしまいます。

”どうしても使用した物品を購入したいからそのメリットばかり見てしまい、コスト面や運用の面まで考えることが出来ない。”

”実際の臨床現場でも、最近勉強した知識や特異な治療法に患者さんを当てはめてしまう。”

この辺りはリハビリの現場で良く生じる問題かなと思います。

集中したり、細部にこだわって勉強したりすることも大切ですが、人間は見たいものばかり見てしまう癖があるという事を意識して、少し俯瞰して物事を考えることも大切な視点だと思います。

『論点は何?』

理学療法士のmoyanです。

リハビリテーション専門職は専門知識について学ぶ事は多々あると思いますが、思考方について学ぶ事は少ないかと思います。

今回は『MBA100の基本 グロービズ の中から厳選したフレーズを紹介し、リハビリテーション専門職の現場での具体的活かし方について検討していきたいと思います。

 

初回は『論点は何?』です。

何について議論すべきかわからないまま会議や症例の相談が行われる事があると思います。

まず今、何について話しているか論点を明確にする必要があります。

症例の相談や申し送りの際、基本情報からボトムアップ全ての情報を伝えようと頑張る方がいると思います。

もちろん多くの情報を伝えたいのは理解できますが、非常に効率が悪くなってしまいます。

最終的な目標(そもそもそれ自体が適切な設定かの検討も必要ですが)に対して何が今一番問題である可能性が高いか?優先順位を立てて考える事で論点が明確になります。

時間という資源を有効に使うためにも、効率よくディスカッションできる技術は重要です。

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

本ブログの目的

はじめまして。理学療法士のmoyanです。

リハビリテーション専門職の方はその専門職について学ぶ事が大好きで勉強熱心な方がとても多いと思います。

しかし、経験年数を重ねると徐々にマネジメントやチーム作りの事を考えなければならなくなります。

それまで一途に臨床能力の向上を目指して努力してきた方は戸惑い、壁にぶち当たり、モチベーションが下がってしまうことがあると思います。

私自身そのような経験をしました。

そんな中で、私はマネジメントや論理的思考などについての本を読み・考えていく中で少しずつですがそのような悩みを克服する事が出来るようになってきました。

 

このような経験から、マネジメントやチーム作りについての知識はリハビリテーション専門職の働く現場に生かせるのではないかと思うようになりました。

また、知識をかみ砕き、整理する自分のための作業としても何かしら形にしたいと思いました。

これが本ブログを開始したきっかけです。

もしそれが誰かの役に立つものであったなら嬉しいです。

 

本ブログの目的は3つです

①ビジネス書や教養本などから得た知識を基にマネジメントやチーム作りといった視点でリハビリテーション専門職を考える

②運動系の専門家として運動系についての情報発信

③運動系の知識を生かしてスポーツの動きや問題を考える

 

 脱線してする事もあると思いますが、やっていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。